柔道整復師が整骨院を退職・転職する理由について

就職の基礎知識

こんにちは!はじきゃりです。志を持って柔道整復師になっても、実際に働きだしてからあらゆる理由で退職する場合があります。本日は接骨院や整骨院で柔道整復師が退職する理由について解説していきます。

労働時間・拘束時間が長い、労働環境が悪い

接骨院や整骨院は開業時間が長く、労働時間や勤務時間が長くなる事が多いです。朝早く夜遅いため、朝は9時頃に出勤し夜は9時頃に退勤するというケースも一般的で通勤時間等含めると12時間程度も拘束されることもしばしばです。

サービス業である以上、整骨院としては少しでもオープンの時間を長くして売り上げを上げたいと考えるのが普通です。なので、働く柔道整復師にとっては少し大変な労働環境になるでしょう。

また院によってはサービス残業が常態化しており負担になることもあります。休日に関しても土日祝日開院している場合、ゴールデンウィークや年末年始なども休めずに、休日が少ないとケースもあります。

結果的に仕事の時間が長く、プライベートの時間が取れないなどの理由で退職されるケースが非常に多いです。

肉体的にしんどい

柔道整復師は機械やベットによっての施術もありますが、基本的には自分の体を使って、施術する仕事になります。

前述の通り拘束時間が長く、忙しい整骨院であれば1日で多くの患者の施術を担当することになります。(院によりますが、数十分単位で次から次へと休みなく患者の施術をするような整骨院もあります)

柔道整復師の行う手技療法では手で揉んだり、押したりなどの施術を立ちながら実施していきます。

当然ながら肉体的な負担があり、体力がなければ続けることは難しいでしょう。無理を続けて自身が体を壊してしますようなケースもあります。

給料に見合わないケース

前述のように、拘束時間が長く、体力的に負担がある仕事となります。ただ、一般的な整骨院で勤務している柔道整復師の平均的な年収は300~400万円程度とそこまで高くありません。

スキルアップし昇給や独立していけば稼ぐ事ができる仕事ですが、そうでない方にとってはしんどい仕事になる可能性もあります。

整骨院によっては出世したくてもポジションがない場合があります。個人の店舗であれば、一般職又は店長(管理柔道整復師)など、そもそものポジションが少なくあったとしても数が限られています。なので上のポジションにいる人が辞めない限り、昇格することが困難になるでしょう。

結果として、仕事内容や労働時間が給料に見合わずに辞めてしまうということが多いです。院によっては、勤続年数やスキルを評価して、給与に還元する整骨院もあります。

給与に関しては、細かく開示していない企業も多いため、転職のエージェントなどに相談し聞く事ができますので上手に活用しましょう。

グレーな不正請求に嫌気がさす

整骨院の施術で保険の適応が可能なのは急性または亜急性の外傷性の負傷のみとなります。

例えば、骨折や脱臼、捻挫、打撲、挫傷などが当てはまります。慢性的な首や肩の凝りや腰痛、日常生活からくる痛みなどは保険の適応ではありません。

ただ、整骨院やによってはそういった慢性的なものでも医療費を不正請求している施術院があります。業界的にグレーゾーンの保険請求が多発しており、人によってはその行為に嫌気がさし転職される方もいます。

人間関係がしんどい

整骨院では小型の店舗も多く、狭い院内で同じ人と毎日仕事をすることになります。コミュニケーション能力が高く、また職場の人間関係が良ければ良いですが逆の場合、続ける事がしんどくなるでしょう。

例えば、院長や先輩が高圧的で働き辛かったり、お局のような先輩社員がネチネチと言ってくるケースや、体育会系の人が多く馴染めないなど、人間関係での悩みは絶えません。

またパワハラやセクハラがある職場や、忙しく人手が足りていない店舗では皆がギスギス、イライラしている職場もあります。

院内の人間関係に関しては、入社前に全てを把握する事が非常に難しく、入ってから知り後悔するケースもあります。

出来るだけ入社前に店舗を見学して働いている人や雰囲気なども確認した上で入社を決めた方が良いでしょう。

近年ではホームページやSNSで院内の雰囲気や働いている人の雰囲気が少し分かることもありますのでそういった所も確認してみましょう。

もし人間関係が気になる方は転職エージェントや学校のキャリアセンターなど相談できる人には相談して進路選択をした方がよいでしょう。

さいごに

本日は柔道整復師が整骨院・接骨院を辞める理由についてご説明いたしました。現職に不満があっても、転職することで状況が改善される可能性もあります。

現職に不満や、労働環境が悪いと感じた場合は弊社のような転職を支援している会社に一度ご相談下さい。肉体的な負担から自分の体を壊してしますと、元に戻るまで時間がかかります。体を壊すまでに相談する事が重要です。

弊社では転職の有無関わらず、相談者にとって最適な提案をさせて頂いております。

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