こんにちは、はじきゃりです!高齢化に伴い、介護やリハビリの需要は伸び訪問鍼灸の市場も大きくなっています。本日は訪問鍼灸で鍼灸師が具体的にどのような業務を行うのかについてご紹介していきます。
弊社では、訪問鍼灸の求人などもございますので、興味ございましたら以下のフォームからご入力下さい。
訪問鍼灸について
訪問鍼灸では、高齢者の自宅に伺い治療をします。鍼灸師の資格のみで患者の自宅でリハビリ等の支援を行っている方も多くいます。
ただ、自宅での鍼治療は痛みなど様々なリスクが伴います。また、在宅では感染のリスクなどもあるためあまり好んで本格的な鍼灸治療を希望される方は非常に少ないです。どちらかというとマッサージ等で痛みを和らげて欲しいという希望が多いです。
鍼灸師はあん摩マーサージ師ではないので、高齢者にマッサージをすることはできません。
ただ、近い治療は行っている状況があるため以下に鍼灸師が訪問の際に実施している具体的な業務の内容についてご紹介していきます。
痛みや熱さ、感染リスクのない治療
訪問鍼灸では痛みや熱さ、感染リスクのない治療が行われます。
例えば、ローラー鍼やてい鍼のような刺さない鍼を使用します。
ローラー鍼はローラーに突起がくまなくあり、先端は尖っていないため気持ちの良い刺激を与えることができます。ローラー鍼で硬くなった筋肉刺激することで緊張が緩和し、柔らかくなっていきます。また血行も改善され血液循環が良くなります。肩こりや腰痛むくみなど様々な症状に効果が期待できます。
てい鍼は先端が丸くなっており、ピンポイントでツボやトリガーポイントを刺激することができます。こちらもローラー鍼と同様に服の上から押圧でき、感染のリスクなく刺さずに治療が可能です。
また灸に関しては電子温灸器やといわれる、灸のように火を使わずに温かく刺激ができるもので治療します。他にばんしんと呼ばれる鍼と灸がセットになったような器具がありますのでそういったものも使用します。
こういった刺さない鍼や火を使わない灸を使い訪問鍼灸の治療を実施していきます。
具体的な施術内容 20分程度
具体的な例を挙げると前揉捻、鍼灸、後揉捻をいう手順で施術を実施してきます。
前揉捻や後揉捻は皮膚を軽く揉むことで鍼の痛みを和らげる効果があります。前揉捻の時間を長めに体や関節をほぐす時間を多めに取ります。その後に、鍼灸の治療を行います。
訪問鍼灸では保険適応の治療になるため、先程言ったような治療を必ず実施しないといけません。そうでなければ不正請求になりますので、気をつけましょう。最後に後揉捻を行い仕上げとなります。
大体の目安としては20分程度となります。訪問鍼灸は保険を使わない治療も可能ですので、そのような場合は30分、1時間と長くなることもあります。
訪問鍼灸の市場について
高齢化に伴い社会保障費が年々増加しています。平成29年度には日本の医療費は年間約43兆円かかっており、日本の財政を圧迫しております。日本は国として、病院での治療からできる限り在宅での医療に切り替えることで医療費を下げるような計画を立てています。
そういった中で、国としても訪問や在宅での治療のサービスを手厚く支援するような状況になっています。
また費用に関しては国が定めており、75歳以上の後期高齢者であれば1割負担で300~400円程度で施術を受けることが可能です。また保険適当が可能な治療のため値段を下げたり上げたりということができません。
さいごに
本日は訪問鍼灸についてご紹介しました。弊社では、訪問鍼灸の求人もございますので、就職や転職をご検討されている方は以下のフォームからご入力下さい。