本日は柔道整復師や鍼師・灸師などを目指す学生の就職活動のスケジュールについてご紹介していきます。
就活スケジュールには大きく分けて2パターンあり、国家試験の前に決めるか、国家試験後に決めるかどちらかになります。
それぞれにメリットデメリットがあるため、理解して合った方を選択しましょう。
国家試験前のスケジュール
3年の春から秋にかけて学校内での説明会や、就職の会社が主催の説明会などが実施し就職活動は本格化します。もし、自分のやりたい仕事が不透明な場合は、2年のタイミングで色々と情報収集をして方向性を定めていくことも良いでしょう。
できれば就職活動が本格化する前に、どういった業種に進みたいのかやどういった仕事が向いているかなど自己分析を通じて理解するようにしましょう。
近年はWEBなどでも情報を得る機会は多くなっています。時間を決めて効率良く進めていきましょう。じっくりと色んな会社を比較して選ぶ事ができるため、より自分にあった会社を選ぶ事ができます。
就職活動の軸が無く就職先が決まらない場合は、ダラダラと時間が過ぎてしまいそれに伴い国家試験に向けた勉強の時間が少なくなってしまう可能性があります。
国家試験前に就職活動をする場合は、いつまでに就職先を決めるかやどういった就職先にするかなどを決めた上で計画的に行動することが重要です。あくまでも就職活動を重視して、勉強する時間が少なくなったりすることがないように注意しましょう。
また在学中に臨床実習に行く機会があります。そういった機会の中で、それぞれの仕事内容を深く理解する事で自分の就職活動にも役立てることができます。早いうちから進路に関してアンテナを張り、考えることによって自分に合った仕事や会社を見つけることができるでしょう。
興味のある企業があれば、在学中にアルバイトなどで応募し、合格後に同じ会社で働く事も可能です。アルバイトで勤務時にある程度会社の仕事内容や、人間関係などを把握しているので、入社後のギャップが少なくなります。アルバイト先の勤務環境が良い場合はそのまま入社する事も良いでしょう。
国家試験後の就活スケジュール
国家試験の前に決まらなかった場合、国家試験後の3月頃に就職活動をして4月や5月頃から勤務を開始する会社に就職することも可能です。求人に関しては、基本的には多くの企業で募集しているため国家試験後でも全く就職活動が間に合わない、仕事が無いということはありません。積極的に動けば十分に4月や5月に間に合います。
注意点としては、採用数の多い会社の場合、4月に新入社員が皆揃って研修などを開始するためそれに間に合わない可能性があります。その場合一緒に研修が受けれなくなり、同期と仲良くなるチャンスが減りますので気をつけましょう。人気の企業やエリアによってはすでに募集が終わっている可能性もあります。
また、国家試験後に短期間で就職先を決めてしまうことで、思っていた会社と違う、求めていた内容と違うといったような入社後のギャップが生まれる可能性が高くなります。
国家試験後の1ヶ月程度では、見学や話しを聞ける企業にも限りがあるため、数社見た中でその場の雰囲気や人事の人の印象などで就職先を決めてしまうことも少なくありません。
特に、最初の勤務先は今後のキャリアの中で非常に重要となります。できれば自分だけの考えだけではなく、学内の人など周りの意見やまた就職を支援するような会社等に相談しながら進めて、少しでも入社後のギャップがなくなるように慎重に就職活動をしましょう。
さいごに
国家試験が終わった後に、急いで就職活動をする場合は自分の判断だけで無く、様々な方法で最終的に就職先を決めた方が良いです。
弊社でも就職の相談等にのっておりますので、宜しければ是非ご活用下さい。