柔道整復師と理学療法士の違いについて。それぞれの業務内容や特徴とは

柔道整復師情報

こんにちは、はじきゃりです!柔道整復師と理学療法士は業務の内容が少し似ております。本日は、その2つの資格の業務内容やどういった違いがあるかについてご紹介していきます。

弊社では柔道整復師向けの就職支援や転職支援を実施しておりますので、お困りの方は以下からご入力下さい。

柔道整復師と理学療法士の共通点

柔道整復師と理学療法士ともに国家資格として認められており、専門学校または大学等の養成施設で3年以上学ぶ必要があります。その後、国家試験を受験して合格すれば資格が取得できます。

似たような職業で整体やカイロプラクティックなどがありますが、どちらも民間の資格で国家資格には認められておりません。そういった意味では健康、医療に関わる職種として信頼性の高い資格となります。どちらも体の調子が悪い人に対して徒手療法(手を使った手技)や運動、電気などの機械を用いて治療していきます。

理学療法士とは

理学療法士はPTとも呼ばれ約18万人おり、年間1万人程度増えています。

合格率は毎年8割程度となっており、柔道整復師の合格率約65%よりも高く、有資格者数も柔道整復師よりも多いです。PTとはPhysical Therapyの略で失われた運動機能の回復を行う国家資格です。

理学療法士は医師の指示のもとで起きる、立つ、歩く、寝返るなど基本となる動作のリハビリを実施します。例えば、ベット上での運動や起き上がる動作の訓練、平行棒を使っての歩行訓練など身体の能力回復や改善を目標として動作訓練を行います。 

対象となる疾患は脳血管疾患や整形外科疾患、神経内科疾患、リウマチなどの様々な病気の患者を対象に治療を行います。

病院に入院をした患者に対してや、在宅への復帰を支援する治療がメインとなるため、より臨床に近いのが理学療法士の魅力です。

整骨院や接骨院は自ら院に通えるような方も多いですが、理学療法士はそういった日常動作でさえ困難な患者に対しての支援をする職業です。

理学療法士の就職先について

医師の診断のもと治療が行われるため、病院などの医療施設がメインとなります。約7割程度の理学療法士が病院やクリニックなどで勤務しています。リハビリと呼ばれるような科や業務がある病院では多くの理学療法士が活躍しています。その他の2割程度は介護施設で勤務しています。

柔道整復師の勤務先のメインは、整骨院や接骨院となりますので治療の内容が異なることで勤務する先にも違いが出てくることを理解しておきましょう。

柔道整復師は病院やクリニックの整形外科などで働く事や介護施設などで機能訓練指導員として勤務することもあります。なので一部勤務先が重なることはありますが、メインの勤務先は違いがあります。

開業・独立できない・給与が限られる

日本では基本的には理学療法士は医師の指示無しで理学療法を提供することは出来ません。なので、開業して理学療法士としてお店を持って営業するということはできません。柔道整復師は疾患によって医師の診断無しで施術を実施でき、自分のお店を開業することが可能です。この点は双方の資格の大きな違いになります。

また開業ができないということは基本的には従業員として雇用される働き方になりますので稼げる給料に限りがあります。資格を取ってバリバリと働いて稼ぎたいという人には不向きでしょう。

理学療法士を持ちながら知識を活かして、整体院のような民間療法の提供での開業や、介護関連事業での開業は可能です。

キャリアチェンジは可能か?

まれに理学療法士を取得した後に、柔道整復師にキャリアチェンジされる方や逆の方もいらっしゃいます。可能か不可能かというと可能にはなりますが、カリキュラムが違うため一から学び直さなくてはいけません。

なので改めて学校に入り直し3年間学ぶ必要がありますので、時間や費用がかかることを理解しておきましょう。

さいごに

本日は柔道整復師と理学療法士の違いについてご紹介しました。

弊社では柔道整復師の方の就職相談や転職相談にのっています。仕事の悩み等ございましたらお気軽に以下のフォームからご入力下さい。

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